ABOUT

文様こそ文化、という考え方のもと、この「文様デニムきもの」は生まれました。

文様は、通称「江戸小紋」と呼ばれている東京染小紋をベースにしています。
東京染小紋とは、国や東京都が指定する伝統工芸品の一つで、新宿区等に染色工房が集まり、昔ながらの技法で反物の柄付けをしています。
柄付けは、伊勢型紙を使って行われます。

日本人が従来のきものを着なくなって以来、江戸小紋や伊勢型紙も私たちの日常生活に見かけなくなりました。

もっと、気軽に、手軽に、文様を楽しめる方法はないだろうか?

ありました。
デニムきもの、です。
自宅の洗濯機で洗えて、洋服との重ね着もお洒落に、ブーツやベルトとも組み合わせて、さまざまなファッションに対応できる便利なアイテム。
世界的に有名な産地である岡山県のデニムを素材に、文様を織り合わせて表現しました。

これなら、普段きものを着ない人でも、気軽に、コートのように着ることもできます。
子供がいくら汚してもOK。使えば使うほどデニムらしさが引き立ちます。

文様には、それぞれ意味があります。
日本人が古来、さまざまな想いを込めて育んできた文様を、ときどき身近にまとってみませんか?
ふと空を見上げたらいつもの風景があるような、そんな親近感を思い出すかもしれません。

文様の歴史的背景を調べるもよし。
自分だけの解釈や意味を込めるのもよし。
そして、インディゴ・ブルーの空に、自分らしい何かを願ってみましょう。